木造軸組構法(在来工法)について
木造軸組構法は日本の伝統的な工法で「在来工法」とも言われます。
建物の上部の構造体を支える「柱」と、重量を支える「梁」を組み合わせる事によって造る工法で、日本で最も多く採用されている工法です。
造り方は基礎、骨組み、屋根、外壁、内装といった順に外側からふさぐことで、先に雨をしのげるようにするのが木造軸組工法の特徴です。
竪穴式住居が原型にあるだけあって、雨の多い日本の気候ではこの建て方がとてもマッチしています。例えば、建設中に雨が降っても仕事を進めるのに支障がなく、中まで雨が入ってこないようになっています。
また、シロアリに対する薬剤処理をきちんと行うことと、腐りにくい木材を使う事で、建物を長持ちさせることが可能な工法です。
シロアリ対策としっかりした木材を使わないと、折角のマイホームも台無しになってしまいますね。
ところで、木造は火に弱いとイメージがありますが、実はそうとも言い切れません。
木はある程度の厚さや太さがあれば表面がある場合焦げるだけで、それ以上燃えないからです。
木の表面が炎で炭化することで木材が燃えにくくなるという性質は、家が火事になった時倒壊から一定程度守ってくれます。
木造軸組構法は大工さんの腕にたよるところが大きいので、ある程度大工さんの技術を必要とし、工期も長めなのがデメリットと言えるでしょう。
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